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Pioneer

Though the woman is weak, the mother is strong.

「ママプロテニスプレーヤーとして」

 

 幼少期からテニス漬けの生活をしておりましたが、テニスから離れていた約二年間で今まで見る事の出来なかった世間を見直した時に、色々な職業に女性が就いている事や、働きながら子育てをする女性が沢山いる事、また、そんな女性がまだまだ満足のいく環境に無い事を知りました。


 特に妊娠中の考える時間がある中では自分を見つめ直し、出産後の我が子の笑顔を見るにつけ、この子にテニスをしている姿を見せたいとの思いが日々強くなり、日本テニス界では全く前例の無い若きママプロテニスプレーヤーの道を歩む事を決めました。

 

 国際的に男性の育児参加、女性の社会進出、仕事と子育ての両立を男女が共同で行うようになってきましたが、それでも、まだまだ整備された環境にありません。

 出産、子育てで職場をいったん離れての職場復帰には多大な支障があり難しいと聞いており、実際自分自身もそう感じております。

 それがまた、出産へ二の足を踏む事となり、少子化という問題に繋がって行くのだと思っております。

 

 スポーツ界からもママでも活躍できる事を証明出来れば、きっと世の中も変わって行くと信じています。

 

 命を懸けて命を繋いできた者の強さ、まさに「母は強し」で挑み、ママアスリートとして女子プロテニス界を盛り上げ、働く女性、働くママの良きアイコンとなるよう頑張ってまいります。

 世の中の女性が、そしてママが活躍するという社会の中、テニス界にも若きママプレーヤーが一人いても良いのでは無いでしょうか。

 きっと日本テニス界のママプレーヤーのパイオニアになってくれる事と思います。
 

​ 西村佳奈美の応援よろしくお願いします。

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